しなり この”しなり”はノ−ドとよばれる矢の2か所の支点を中心にまず内側にしなり、そしてつぎは外側にしなり、この時矢羽根の部分が矢摺藤を通過します。この2つのノ−ド・ポイントの延長線上(ノ−ドアライメント)に的があれば、いくら矢が蛇行(内外へのしなり)しながら飛翔しても的中します。弓の強さに合った箟張りの矢を使用し、ア−チャ−ズ・パラドックス現象を適切にコントロ−ルすることは高的中を意味します。強い弓には強目の箆張り、弱い弓には弱目の箆弦。
アーチャーズ・
パラドックス
ア−チャ−ズ・パラドックスを最小限に抑えることは矢を真っ直ぐに飛ばすことにほかなりません。ア−チャ−ズ・パラドックスを最小限に抑える高性能の弓としてア−チェリ−の世界では”コンパウンド・ボウ”と呼ばれる滑車のついた弓があります。この弓は非常に的中率が高く、しかも強弓を楽に引くことができ、弓の歴史上最大の発明とさえ言われております。原理は引尺が長くなるにつれて滑車が働き、その結果弓力が 1/2〜1/4 になります。”底のない弓””底の弱い弓”と言うことができます。底のある弓を急発進する車にたとえるなら、底のない弓はゆっくり加速する車と言えるでしょう。ゆっくり加速することで車内の人員も何の無理もなく加速に対応することができます。
イーストン社
ビデオ
イーストン社が制作したビデオ“FINE WINNING EDGE”でわずか80cm前後の矢が“しなり”を繰り返しながら飛翔する様を見ることができます。
前釣合
(重心)
前釣合の矢であれば何でも良いと言うわけではありません。あくまでもその人の弓射、弓力に合ったものでなくてはならず、必要以上に前釣合にしたり、重くすることは矢が的前で失速したり、触れて飛んだりするなど逆効果の場合があちます。
ピッチ ピッチとは羽根を取りつける時の角度。
矢筈の取り付け 矢筈が真直ぐに取りつけられているか否かあは、矢を回転しながら矢筈部分を見ることで確認できます。
箆張り
(スパイン)
箟張りの強・弱は、矢所の9〜3時方向の誤差につながります。